パーソナルトレーナーの千神です。
4月に入りそろそろ今年の夏へ向けてダイエットを始めようかなと思う人が増えてくる時期です。
『今年こそは痩せるぞ!』と既に気合満々な人も多いのではないのでしょうか。
今日から何記事か連続でリバウンドについて書こうと思います。
リバウンド・・・
ダイエットリピーターの方にとっては耳が痛くなる言葉ですよね。
ちなみに今日はタイトルにも書いている通り【理論編】となります。
なぜリバウンドが起こるの??
というのを人間のカラダの仕組みからの目線で簡単にご説明します。
ただ、正直今回の内容は、
『リバウンド 原因』とインターネットで検索すればすぐに出てくるような内容ですので、
『そんな事知っている!』と思われるかもしれません。
そのような場合は次回の記事で記載予定の【思考編】からお読みいただければと思います。
今回私がこの記事を敢えて書く理由は、
【リバウンドの仕組みを理論的に理解してもあなたの役に立たない】
これをあなたに感じていただく為です。
それがご理解いただければとても嬉しいです。
リバウンドのまでの流れ
一般的によくある流れを簡単に書きます。
(1)食事を制限して痩せる(カロリー制限、糖質制限等)
↓
(2)体重が減少し始める(筋肉が減少し始める)
↓
(3)目標体重に到達しハッピー!(落ちた体重の半分以上は筋肉。脂肪は残っている)
↓
(4)食事を元に戻す(筋肉が減っているので基礎代謝が下がり以前より太りやすくなっている)
↓
(5)体重が増加し始める(脂肪が増加。落ちた筋肉は戻らない)
↓
(6)また食事を制限して痩せようとする(前回効果があったから今回も大丈夫だろうという気持ち)
↓
(7)思うように体重が減少しない(筋肉の減少により基礎代謝が低下している為)
↓
(8)焦ってさらに厳しい食事制限をする(ホメオタシス機能が発動)
↓
(9)カラダが省エネモードになっているので全く体重が減少しない期間が続く
↓
(10)『頑張っているのに何で痩せないの!』とストレスが爆発
↓
(11)頑張ることを諦める
↓
(12)リバウンド
上記の流れは体重を落とすことだけを目的としてダイエットを始めた場合に起こる可能性がある最悪のパターンです。
(8)のホメオタシス機能とは、重度のエネルギー不足に陥ったときに起きる防衛反応なのですが、簡単いうとカラダを省エネモードにしてエネルギー消費を抑えるということ。
省エネモード。聞こえは良いですが、言い換えると『太りやすいカラダ』ということなんです。
ちなみに、よく言われる停滞期とは、このホメオタシス機能が働いている状態のことです。
上記のフローチャートはあくまで最悪のパターンを想定したものですが、実際にこの通りの経験をされたことがある方も私のお客様の中にいらっしゃいます。
リバウンドの原因は分かった!でもどうすればいいの??
この記事を読んでくださっているあなたに質問です。
『上記の流れを見てリバウンドの原因はわかりましたか?』
『食事制限だけで痩せようとするからでしょ?』
と答えたあなた、正解です。
正解したあなたにもうひとつ質問です。
『どうすればリバウンドを防ぐことができると思いますか?』
『運動でしょ!( )』
大正解です。
そうなんです!リバウンドしないカラダになる為、そしてリバウンドを防ぐ為には運動をすることが大事なんです。
だからあなたも運動することを心掛けましょう!
以上です。
。。。
すみません。冗談です。
私はこんなことを伝える為にこの記事を書いたのではありません。
少しお話を戻します。
『どうすればリバウンドを防ぐことができると思いますか?』
『運動でしょ!( )』
このやり取りに少し注目してみてください。
運動でしょ!の後ろ、( )が入っていますよね。
実は( )内には続きの言葉が入るはずなんです。
何が入るかはあなたが一番よくお分りですよね。
正解です。
『そんなこと知っている』
この言葉をあなたから引き出す為だけに記事を書きました。
あなたは既に知っているはずです。
食事制限だけではリバウンドしやすいカラダになってしまうこと、それを防ぐ為には定期的に運動をすることが大事であること、特に有酸素運動や筋トレが効果的であることを。
でもうまくいかない、続かない。
そんなこと知っているのにリバウンドしてしまう。
なぜ?
あなたが一番知りたいのはここですよね。
ここを次回の【思考編】でご説明しようと思います。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます。