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自分をあきらめない女性のための「くびれ作り」専門トレーナー
千神和洋(ちがみかずひろ)です。
先日、YahooニュースのTOPに『果物だけを食べて生活している人』の記事が掲載されていました(某有名テレビ番組に出演されたり、本も出されている方なのでご存知の方も多いかと)
何を食べてどう生活するかなど個人の自由なのでその方を批判したりするつもりは一切ありませんが、この記事を読んだ方が誤解してしまう可能性がある表現があったので、今日は果物に関して私なりの考えを述べさせていただこうと思います。
果物を食べたら痩せる?
『果物はいくら食べても太りません。私は毎食大量に果物を食べていますが太るどころか年々体重が減少しています!』
このようなニュアンスの内容が記事に書かれていました。
さて、あなたはこの記事読んでどう思いますか?
『本当かな〜?痩せることはないと思うけど。私果物毎日食べてるけど痩せないし』
と思われたあなた。
大正解!
痩せるわけないですよね。
この方が果物だけを食べて体重が減少したのは、単なる栄養不足なだけと想像できます。
具体的にはエネルギー不足、そしてタンパク質不足です。
あなたの大切な髪の毛・肌・爪・そして筋肉などの原料は全てタンパク質。
この方の体重が落ちた最も大きな要因は、タンパク質不足による筋肉の減少です。
(もちろん同時に脂肪もある程度落ちているはずですが)
筋肉は脂肪に比べて重く、脂肪に比べて早く減少するので体重を落とすためには筋肉を落とすことが最も手っ取り早いです。
(本当に体重を落とすだけでよいのならば)
この方は果物を食べて体重が落ちたのではなく、果物しか食べなかった結果(塩や最低限の炭水化物は摂っているらしいですが)栄養不足に陥りその結果、「痩せ細ってしまった」というのが私の見解です。
<<結論>>
果物を食べても痩せない
食べても太りはしない?
果物を食べても痩せない。
これはほとんどの方がお分りでしょうし、実感されていると思います。
問題は次です。
『果物を食べても痩せないのは分かった。じゃあ実際果物は太るの?それとも太らないの?』
上記の記事のように、『果物は太らない、むしろ痩せる!』と書かれていたり、違うHPの記事には『果物は糖質が多いから太りやすい』と書かれていたりするので、『本当はどっちなの???』と疑問に思われている方も多いはずです。
以下は私の考えではなく、人間のカラダの本質・仕組みから見た場合のお話になります。
果物には『果糖』という糖質が多く含まれています。
果糖は食べるとほぼ100%脂肪になります。
他の糖質(炭水化物に含まれているブドウ糖など)は脳のエネルギーになったり、筋肉を動かすエネルギーとしても使うことができるのですが、果糖はそのままの状態では脳や筋肉では使うことができません。
だからカラダの中に入った瞬間、すぐに脂肪に変換されてしまいます。
(一旦脂肪になればエネルギーとして利用できるので)
このカラダの仕組みが分かれば果物は脂肪になりやすいというのがイメージできますよね。
<<結論>>
果物は果糖が多く含まれているので食べすぎると太る
果物もおまんじゅうも食べたらダメ?
『結局痩せるためには大好きなおまんじゅうも果物も我慢しないとダメなんですね・・・』
いえ、そうとは限りません。
『千神さん!今週はアイス食べちゃいました〜』
『頂き物の梨、食べちゃいました〜』
このような報告をお客様から毎回のようにいただきます(笑)
でもそのような方々もきっちり痩せて見た目が変化していくんですよね。
不思議に思われるかもしれませんが。
要は、知っているかどうかが一番大切ということです。
何を食べるとどういう仕組みで脂肪になるのか、逆にどういう仕組みで脂肪が落ちるのか。
私は食事のアドバイスをする時は、いつもこの部分を詳しくお話します。
ここが分かるとご自身のカラダを自在にコントロールすることができるようになるんですよね(多少果物を食べてもおまんじゅうを食べても何の問題もありません)
仕組みが理解できれば今回の果物の記事やテレビで流行りのダイエット法などに惑わされなくなりますよ〜。
あなたのカラダはあなたのものです。
あなた自身でコントロールする必要があります。
是非、正しい知識を身につけてご自身のカラダを大切にしてくださいね。
以上です。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。