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自分をあきらめない女性のための「くびれ作り」専門トレーナー
千神和洋(ちがみかずひろ)です。
NHKのアナウンサーの方は他のテレビ局のアナウンサーの方以上に、『事実・真実を迅速に正確に伝える』ことを徹底されているそうです。
確かにNHKを見ていて『〜だと思います』『〜なはずです』のような主観的な発言は耳にしたことがありません。
【NHKが流している情報=正しい情報】
私はNHKの情報は正確だというイメージがありますし、おそらくあなたも私と同じイメージをNHKに対してお持ちではないでしょうか。
しかし、先日NHKの特集を見ている時に、『この伝え方で視聴者に正確に伝わっているかな?』と感じる場面が一瞬だけあったのです。
それは、『ダイエット情報』に関して。
今日はその場面に関しての私の意見を少し書かせていただきます。
脂肪を減らすためにはやっぱりカロリー制限なの?
先日私が見た特集は『メタボ健診の見直しに関して』というもの。
現状のメタボ健診(特定健康診査・特定保健指導)の基準では脳卒中や心臓病になる確率が高い人が指導対象から漏れてしまっている。改善するためには新たな基準を設ける必要がある。
というような内容でした。
私が『この伝え方で大丈夫かな?』と感じたのはメタボ健診に関しての内容自体ではなく、最後に解説委員の方が番組のまとめとして仰っていた以下の一文に関してです。
『例えば脂肪1kgを1か月で減らすには毎日200kcalあまり減らせばいいのですが、これは大きめの饅頭1個かビール500ml、運動で減らすならウオーキング1時間に相当します。季節も良くなってきましたし、できることから始めたいですね』
特に何も違和感は感じませんよね。
しかしこの発言は以下のように言い変えることができます。
【痩せるためにはカロリー制限とウォーキング(有酸素運動)をする必要があります】
私のHPを見てくださっている方はご存知だと思いますが、カロリー制限と有酸素運動だけでは体脂肪を落としにくく、逆に太りやすい体質になってしまいます。
解説委員の方が仰っていたのは、日常生活に支障があるレベルにまで肥満してしまっている方に向けてです。
(※ウォーキング以外の運動ができる状態にするため)
しかし上記の発言だけを聞くと、
『やっぱり痩せるためにはカロリー制限と有酸素運動が一番なんだ!NHKの人が言っているのだから間違いないだろう』
これからダイエットを始めようと思っている方、よりカラダを引き締めたい方などの一般の方までもが勘違いしてしまう伝え方なんじゃないかな?
と私は感じました。
もちろん解説委員の方が仰っていた内容は事実・真実です。
(カロリー制限だけでも最初は脂肪は減りますので)
ただ、その情報が誰に向けて発せらせているものなのか、誰に対して役に立つものなのか。
これは個々人で判断する必要があると改めて実感しました。
現代は様々な情報で溢れています。
あなたが手に入れた情報・知識はあなたに対して役に立つものなのか。
テレビで言っていた流行りのダイエット法は本当にあなたに合っているのか。
是非あなたの目でじっくりと判断してみることをオススメします。
私も情報を発信している側としての自覚をさらに強く持ち、これからも適切な情報発信を心掛けていきます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。